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ニコ・ローレケのインサイダー・レポート
 

池辺 秀仁   

ニコ・ローレケ
ニコル・レーシング・ジャパン(株)、他3社の代表取締役社長/ASEA理事

外交官の次男としてインドで生まれる。世界中の学校を17回転校後、1969年日本へ。 ’74〜’82まで”ニコ・ニコル”の名前でF2・富士グラチャン等に参戦。


「モータースポーツと人間の脳」

スポーツマンあるいは女性の魅力は彼等のもっている2面性である。

一方で、我々は自分自身やライバルに挑戦し続ける能力や、並外れた勝利への執念と自分自身に対する確固たる信念に感動する。

他方では、彼らの成功をに感動すると同時に、失敗に対処し敗北に打ち勝つ能力に敬服する。実際、スポーツ選手が失敗をうまく克服すればするほど、我々は彼らをより一層敬服する。優れた敗北者は我々の敬意を集め、時に、我々は勝者より敗北者を応援している事に気づく。

人間の脳はどのようにして成功と対処するのであろうか?
何年もの間、医者達はあらゆるタイプのスポーツにおける事例を(intrigued)?

何故、時として2年あるいはそれ以上のなん月をかけて8,848mのエベレスト登頂を目指している登山家が、しばしば、頂上を目前にした8,800m付近で突然、登頂を断念するのであろうか?最悪の場合、その地点で心臓病で倒れる登山家がいる。

皆の期待を一身に背負い、メジャーリーグ入りをいつも夢見る将来を嘱望された若い野球選手が、時としてメジャーリーグに入団後、成績不振によりオーナーとファンを失望させるのは何故だろうか?

あるいは、ロードでは調子の良いマラソンランナーが、時として先頭を走りながらスタジアムに入り、勝利の歓声を聞いた途端よろよろと歩き始めたり、止まってしまうのは何故であろうか?

そして何故、大差で先頭を走行するトップドライバーが壁に激突したり、コースアウトするのであろうか?

これら、全て失敗原因を集中力の欠如と言うのは簡単であるが、多くの医者達はそのような単純な説明には不満足である。

そして何年にもわたる調査により、医者達はついにその答えを見つけた。
あきらかに人間の脳の役割はコンピューターと非常に似ている。
コンピューターを正常に作動させるインプットが必要である。
コンピューターに正確なインプットを行う事によってのみアウトプットをえる事が可能となる。
人間の脳も基本的にはこれと同様である。
スポーツマンは彼らの達成したい最終ゴールを脳に焼き付ける。

登山家の脳は頂上を見る事によってゴールに達したという情報感知する。その結果、人間のコンピューターはこの情報によりゴールに達したと判断し、システムを止めてしまう。

あきらかに、このような状況を避ける最善の方法は、事前に次のゴールを脳のコンピューターに入力する事である。
大差でレースをリードしているレーシングドライバーは、レースをフィニッシュする事に集中するだけでなく、翌日のテストのことにも集中する事が出来る。

次回、貴方にとって非常に重要なゴールがある時は、貴方の脳に事前に‘成功する‘と入力するのです・・・・・!

Good luck!

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